全仏1Rでクガが引退した。クガには特別な想いがある。97年にウィンブルドンに行った時、雨でほとんど試合が無く、退屈して選手のたむろしているパソコンルームに行ったら、クエルテンに遭遇。一緒に写真をとお願いしたところ気持ちよく応じてくれ、肩まで組んでくれた。その年、全仏を初制覇して勢いのある頃である。それ以来彼の陽気でひとなつこい性格に惚れファンになった。「ここ数十年で最もファンに愛されたﾌﾟﾚーヤ-」-岩佐徹。これからの彼の人生に幸多からんことを祈る。

三月に知合ったBAHAMA人のKingStoneから電話があって、挑戦したいとのことで、2.5Hシングルスの練習した後、初マッチをした。ラケット侍としては挑戦は必ず受けることにしているので、いくら疲れてても逃げる訳にはいかない、、、。結果は6-3．6-1でラケット侍の圧勝！！。身長180cmで黒人なのでパワーは有るが、ドロップとロブで動かしまくりパワーをかわし最後はやる気をなくさせた。私の作戦勝ちだ。今まで外国人（ｽﾍﾟｲﾝ人のアレックス、英国人のエドワード、ﾄﾞｲﾂ人のマルクス、カナダ人のｼﾞｮﾝ）には負け無し、ただし、4月にハワイ帰りの日本人鮫島君には負けた、、、。

結果からいうと1R1-6、6-2、4-6、借敗である。1Sは相手のぺースで流れが来なかった。2Sは私のぺースで押切った。3Sはお互い気合い十分で2-4から4-4に押し戻し私のサービスが勝負の分かれ道だった。相手は走りまくり、拾いまくる選手でフォアが弱点だという事も途中で分かったのだが、最後のひと押しが出来なかった。勝負どころからの詰めをいかにするか、という課題をもって今後の練習に臨みたい！！。名古屋で負けた相手にも、経験を積んで、自分のテニスを創っていくようアドバイスを頂いた。壁を一つ一つ乗り越えていくしかない。

県内である唯一のE1の大会である。1Rは２年連続で3回目の同じ選手との対戦である。今まで1勝2敗で、今回はどうしても負けられない相手である。毎回同じような展開になり、辛抱強く戦ったほうが勝利をおさめる展開だ。今日も2-4からつなぎまくって4-5、5-5．6-5、6-6、7-6．8-6と1時間でやっと勝利をおさめた。2Rは、アクシデントがあり、ペナルﾃｲをとられ（遅刻）0-1からのｽﾀート、それでも3-2にしたところまではよかったが、そこで、スタミナ切れ、、、（昼食を食べておらず、、、空腹で体が動かず、精魂尽き果て、、。）惨めな敗戦、、、。（トホホ、、、。）この雪辱は必ず晴らす、、と心に堅く誓ったラケット侍です。

いやビックリしました。まさかここまでやるとは、、、。伊達さんには1度裏切られてますから、、、。2003年ころMJ.フェルナンデスとエキシビやるというので、広島から有明まで行ったら、松葉杖で現れて、、、。あの時のことが有ったのでまさかと思っていたら今回の快進撃（！？）。私にとって伊達さんは私の師匠の娘M子さんのライバルだったので特別な思い入れがあります。（インター杯決勝で伊達に負けた）あの頃、ﾊﾞﾙｾﾛﾅ五輪、ウィンブルドン、広島アジア大会、大阪等伊達さんの試合を観戦しました。ｻｲﾝも有るし、ご両親と食事した事もあります。何か不思議な気持ちで見ております。でも今の選手にも頑張って欲しいです。
私ラケット侍も力をもらいました。過去の栄光にすがることなく今を生きる伊達さんにエールを送ります。